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風街ろまんな“超芸術”撤去された建物の跡が、カラフルなポップ・アートみたいで… これも路上にある超芸術、いわゆる“トマソン”なんだろうと思うのだが・・・ ただ、撤去された建物というのが半年ほど前に、昭和レトロな風情が残る谷町六丁目の典型的な風景として取りあげたばかりだったので、諸行無常を感じたのだ… 取り壊され、撤去された建物に隣接する家のエアコンの室外機とドレンホースなどは、今もそのままだということがわかる・・・ 赤瀬川原平をはじめとする路上観察のメンバーが、超芸術“トマソン”を発見したのは、スクラップ&ビルドで街がどんどん様変わりしていた1970年代初頭。 ちょうど、それは急激に失われゆく「古きよき日本・東京の姿」をテーマに、はっぴいえんどがアルバム『風街ろまん』を発表した時期と重なる。 上町台地にある谷町六丁目辺りには坂や階段が多く、暗越奈良街道から、はるか向こうに見える空堀商店街のアーケードまで長い坂道が続いているが… 歴史の変遷を物語る面影があちらこちらに残るこの一帯では、今でも浪漫あふれる超芸術に出会うことができる。 Happy End - 風街ろまん
by sukimodern
| 2023-05-30 07:00
| 記憶の中の風景
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