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一木弴<夫人はモダンガール>1931(昭和6)年1月20日発行の「週刊朝日」五百号記念特別号にあった、このイラストを初めて見た時、1960年代に横尾忠則などと共に一世を風靡した伊坂芳太良かと思ってしまいました… 歴史家や文化人と呼ばれる人達の中には、「戦前は真っ暗な時代だった」と言う人も多くいましたが、こういうイラストを見れば、決してそんなことはなかったということがよくわかります。 一木弴(いちき とん:1898-1973)。 本名は工藤国次郎、秋田県秋田市出身。 画家を志して上京。山村耕花に師事して日本画を学んだ後に洋画に転向。大正14年に春陽会に初入選、昭和2年には第一回のY氏賞を受賞(第二回受賞者は東郷青児)。昭和11年に春陽会を退会、以後は個展を開催し作品を発表。 また、大正12年の江戸川乱歩「二銭銅貨」の挿絵をはじめ、戸川貞雄「愛の航空路」や村松梢風「愛の国境」などの新聞の挿絵、そのほか「週刊朝日」や「新青年」などの雑誌の挿絵も多く手がけ、挿絵画家としても活躍した。 そういえば… 上図のお洒落な雰囲気によく似た感じで、作者のわからない表紙のイラストがあったなぁと思いながら、数年前にジャケ買いした雑誌を取り出してきたのでした・・・ なんと!巻頭グラビアページの「型といひ、色といひ、実に洗練された床しさがあります。」というトップ・モードのモダンガールは、 画家 一木弴氏夫人 貞香様 でした。 一木弴は、30歳代にはマチスの影響もあって裸婦を多く描いたようですが、この「裸婦」のモデルは夫人に間違いないと思います…
by sukimodern
| 2019-03-20 07:00
| Art & Document
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