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1920~30年代を中心に、あれこれと・・・
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堂島ビルヂング

堂島ビルヂング_e0390949_17224116.jpg
 御堂筋に面し、大阪市役所や高等・地方裁判所にも程近い、大阪の中心街に建つ堂島ビルヂング。

 モダンなガラス貼りの外観で、通称「堂ビル」の名で親しまれていますが、竣工は1923年で、1960年、1999年と2度の大改修により、外観は建設当時から大きく変化しています。
堂島ビルヂング_e0390949_17223367.jpg

 建物のいたるところにイチョウの葉っぱをモチーフにした装飾があって、御堂筋のイチョウ並木とうまく調和しています…
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 なお、このイチョウの装飾は竣工当時からあったもので、
 ということは、こちらのイチョウの方が後からできた御堂筋の並木よりも早くて、元祖になるわけですが…

 ちょっと興味を惹かれるところです。
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 イケフェスでは、1階エントランスと6階のみの公開で、『月刊島民』のオフィスである602号室には、「堂ビル」の様々な資料が展示されていました。
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 外観は大きく変わっていますが、部屋の中の梁などは昔のままです…
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 かつて、このビルの4階には、『女性』『苦楽』といった女性向け文芸誌を扱う出版社「プラトン社」が入居しており、編集に携わっていた作家の直木三十五、川口松太郎や、イラストレーターの山名文夫、山六郎、岩田専太郎なども出入りしていました。

 そんなことをしみじみと思いながら、窓外の堂島川の辺りを眺めたのでした…
堂島ビルヂング_e0390949_17175820.jpg
堂島ビルヂング_e0390949_14203379.jpg
 さて、竣工当時の「堂ビル」内には堂ビルホテルがありましたが、その経験を生かして創業した、長崎の雲仙観光ホテルの経営を今でも㈱堂島ビルヂングが行っているとのことで…

 参考までに、以前に古本市で手に入れた、雲仙観光ホテルの戦前の荷札と封筒です。
堂島ビルヂング_e0390949_17173492.jpg

by sukimodern | 2019-01-08 08:00 | 記憶の中の風景 | Comments(0)
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